2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼルダの伝説 窃盗のオカリナ

勇者とは窃盗犯として有名な職業である。 古来よりRPG等のゲームに存在する職業である、その業務内容は無断で民家に押し入り、家財道具を漁り、壺や樽などをあらかた破壊した後、小さなメダルや金品、薬草等を奪い去っていく強盗行為と、 野に住うモンスター…

第二章 小学校低学年 はじまりのドッヂボール ~自然の力を手に戦う男~

日本には義務教育という制度がある。私たちは小学校で6年中学校で3年、計9年間当該の施設に服役し刑務作業を行い続けなければいけないのである。勉学や道徳思想の押し付け、施設内清掃作業の強要、嫌いな食べ物を無理やり食わせる飯ハラスメントなど数多くの…

カービィとの出会い

私の人生をこれほどまでに支配し、大きく歪ませた存在はこれしかないであろう。 ゲーム まあ、ゲームといっても種類は沢山ある。トランプやウノといった軽い物から、人狼や各種ボードゲームなど様々だ。合コンで阿保大学生が、覚えたての安酒を飲み散らかし…

第一章 そして兄になる。愛と友情と哀しみの幼稚園。

1996年 3月2日 幼稚園入園を控えた私のそばに、母はいなかった。祖父祖母の元にいるとはいえ、4歳児にとって両親が離れている事は寂しいものだが、私はそれを耐えられるだけの理由があった。 これから私は兄になるのだと。 数日後、生まれたばかりの弟を抱き…

序章 誕生。

1992年 12月14日 福島市 某病院 冬将軍が寒波を運び、意気揚々と東北の街々に進軍を始めんとする最中、私、菅野が爆誕した。 出生体重はガリガリボデーの今の私からは想像できない約5000gのビッグベイビーだったらしい。 私は長男なので姉や隠し子がいなけ…

はじめに。

これから先は、最早余生だな。 昼下がりにコンビニで買ったカップ麺をのんびりとすすりながら漏れ出てきた言葉であった。 ここ数年一年の体感時間が異常な加速していると思う今日この頃、アラサーの私はある意味、今が人生の折り返し地点であろうと考えた。 …