薄桜鬼の感想、新選組、乙女ゲー。
時は数週間前。
スティームのセールで500円(上下編合わせて1000円)という破格ので売っていた「薄桜鬼」なる乙女ゲーを購入してしまった。
薄桜鬼は2008,9年ごろのゲームで、我々キモオタがしょっぱい青春を「アマガミ」や「ラブプラス」で中和していた頃、
件のゲームをプレイした世の乙女たちがいわゆる「歴女」と言われる形態へとメタモルフォーゼしていたのであった。
しかし、なぜこのゲームをプレイしてみようかと思ったか、それはどこか心にトキメキを求めていたからであった。
日々ラブコメ作品を読み漁り、マンネリ化した私の心臓に違う角度からの電撃が欲しかったのであった。
と、いううわけで感想とか諸々を語りたいと思う。
まず、どんな話かというと、
父を訪ねて京都に出向いた主人公が新選組のお世話になり、その行く末に添い遂げる話である。途中隊士たちが変な薬で白髪の鬼になり、血を吸うシーンがあったりして特殊なフェティシズムを感じた。
新選組と言えば史実では幕府公認の人切りヤンキー集団で、向上心と意地で成り上がった体臭が濃さそうな男の群れなのだが、それをあそこまで美化させるとはさすが天下のオトメイトである。
また、戊辰戦争で新選組は敗北、解体するのが目に見えた運命なので、なんというか全体的にこう、滅びの美学を感じる作品であった。
各キャラ感想(メインキャラのみ、追加キャラはまだやってない。)
土方
・薄桜鬼というタイトルは鬼の副長との呼び声があった彼からつけられたと思う。
・史実でも最後まで戦い抜いた折れない男。近藤さんが死んだ後折れかけたが、立ち直り止まるんじゃねぇぞと言わんばかりに北上を続けた誠の魂を持った男。
・なんやかんや優しく面倒見の良い人。怖がられるが人望があるタイプ。
・うなじから血を吸う。えってぃ。
・タバコは吸わないしマヨネーズは飲まない。
沖田
・森久保祥太郎ボイスの飄々としたお兄さん。
・切るとか殺すとか笑顔で物騒なこと言う人。
・近藤さん大好き過ぎない?って思ったが幼少期とか加味すると仕方がない気もする。
・しれっと病死してる人。
・動物でいうと猫みたいな感じ、自由でふわっとしてていたずら好き。
・子供に対して大人げない態度とったシーンは笑った。
・手のひらから血を吸う。弱気になる瞬間がたまらないのである。
・一応ドってほどではないがSではある。
斎藤
・鳥海浩輔ボイスのクールな青年。
・年少組の静かな方。主人公のことをアンタって呼ぶのがなんかよい。
・趣味のこと話すと饒舌になるタイプ。陰キャの素養があるが顔がいいので陰キャ扱いされないタイプ。
・スパイとか色々裏で動けるのは仕事ができる感じがしていい。不言実行。
・なんか回りくどい感じがしてむっつりだと思う。故に素直になったときの破壊力が凄い。
・血は耳たぶから吸う。これは特殊性癖。
・牙突をしない。むしろ抜刀術を使う。
藤堂
・吉野裕行ボイスの元気な少年。
・年少組のうるさい方。主人公にさらっと下の名前で呼ばせるコミュ強。
・わかりやすいキャラ。明るい元気な子。身長も小さい。
・失敗したり悩んだりしながら成長するジャンプ系主人公みたいな素養がある。
・洋装になったときの変わり様が一番大きい。私は洋装の方が好き。
・血は腕から吸う。申し訳なさそうに吸うのがなんかかわいい。
・新選組の中でも他作品から汚染されてない感じがして新鮮。
原田
・遊佐浩二ボイスのセクシーなお兄さん。
・オトナって感じがする。露出度が高い。なんかエロいなこの人。
・この人のルートだと実際、事に致してしまう。コイツやりやがった!ってなった。
・この人は鬼にならない。故に血を吸わない。代わりに何を吸ったんですかねぇ...
・背が高い。たぶん現代にいたら一番モテる気がする。
・原田、藤堂、長倉の三人組でバカやってる時が一番イキイキしてそう。
・二重の極みとか使わんし、そもそも刀じゃなく槍で戦う。
風間
・津田健次郎ボイスの敵役のキャラ。
・新選組に属してない。人でもない。種族は鬼。ちなみに主人公も鬼。
・ルートによって扱いに差がある。味方サイドにいるときはいい人なのにねぇ。
・主人公のことをいきなり嫁扱いする変態。正々堂々と正面から攫いに来るクッパ。
・選民思想強めなんだろうな、ホグワーツに行ったら即刻スリザリンにぶち込まれそう。
・実はコイツのルートが一番好きだった。多分主人公”が”支えるキャラではなく、主人公”を”支えるキャラであったからだろうか。
・作中最強キャラだろうな。一対一ではほぼ負けてない。
・一応、薩摩藩に属してる。薩摩と言えばクソデカい雄叫びを上げながら剣を振り回して戦う蛮族集団なのに落ち着いてる。キレたらうるさいけど。
以上。
続きはもうちょっとやったら書くかもしれない。