※がっつりネタバレを含みますので、嫌な方は退却しましょう。
はい。スラダンの映画を観てきました。
控えめに言って最高でしたね。
ってことで感想を書きたいと思います
①宮城リョータの掘り下げ
NO.1ガードのリョータくん。彼には複雑な過去があったんですねぇ。
現代と回想を行き来しながら語られていくんですが、まあ辛い。
幼くして父を亡くし、尊敬していた3つ上の兄も海難事故で帰らぬ人に・・・
色々思いましたがお母さんの心労が・・・いやぁ、重たいっすねぇ。
兄の面影から目を背けたいのにバスケを続けるリョータ。兄の形見の服を無理やり脱がそうとするシーンとか辛いっすよマジで。
そんなこんなありつつも母と妹と湘南に引っ越して、孤立してるところに現れる三井。
いやぁ、こんなことがあったんだなって。ファンを楽しませる要素盛沢山。
で、いろいろ吹っ切れてインターハイ。回想戻ってリョータにスポットが当たり
山王のプレスを抜けるところでかかる10ーFEETの主題歌。
熱っっっつうういい!!!!
いや、鳥肌立ちましたわ。
②アニメと漫画と邦画の融合
ぶっちゃけ最初は不安でした。CGアニメってなんか中途半端になるんじゃないかって。
でもそれが最終的にすごくよかったんですね。
最初はちょっと薄味感があったんすよね。テンポよく進めるため色々削って心理描写が流されてるなぁって。で、アニメ特有の場面が止まる感じとか、そういう演出が無いなと。すげぇ邦画っぽい感じがありました。
しかし、だんだんと後半につれてギアが上がっていく感じ。テンポを殺さずしっかり内面の描写を詰め込んでいって、話に没入していくんですよ。吸い込まれるように。
で、最後あの伝説のシーン。漫画なんですよ。動く漫画なんです。邦画でもあり、アニメでもあり、漫画。すごい。すごいよこれ。もうなんか言葉にできないんですわ。
③新キャスト
これも不安ありました。ぶっちゃけほとんど知らない人に変わっちまったんで。
で、結果的にアレをやるんだったら変える必要性はあったんだと、そう思いました。
旧キャストも良いのですが(っていうか伝説級だし)、リアルな感じより旧アニメのイメージが強くなってしまう。
CGでリアルなバスケをやり、新しいスラムダンクをやるのであれば新キャストで過去を塗り替えるべきであると。
なんで、とてもよかったと思います。
最後に、
これから見る人に
旧アニメ信者は微妙に思うかもしれません。過去のスラダンと同じものではなく、完全に新しいスラムダンクでの山王戦です。私は原作信者なのでとても楽しめました。
あと、流川は泣いてもいいと思うくらい空気になってます。
尺の問題や立てるキャラの都合上、無口で器用なキャラは静かになってしまうんですね。
最後の方は大活躍でしたが、心理描写とかかなり削られてます。
「大好きです、今度は嘘じゃないっす」と「お前は鰈だ、泥にまみれろよ」
もカットです。
どれもこれも尺の都合で削られてます。山王戦は尺足りないんすわ。神過ぎて。
ですがね、これだけの名シーン、カットされてなお最高
凄いんです。ほんと。削っても削っても芯の熱っつい部分が全ぇ部、かっさらって感動のゴールにダンクさせてくれます。
ファンなら観ろ、マジで!!
凄いぞ!!!